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神々が宿る熊野の山々をはじめ、
見どころ満載の周辺観光地
紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別な地域と考えられていました。中国から伝来した「仏教」も、深い森林に覆われた紀伊山地の山々を阿弥陀仏や観音菩薩の「浄土」に見立て、仏が持つような能力を習得するための山岳修行の舞台としました。
その結果、紀伊山地には、それぞれの起源や内容を異にする「熊野三山」、「吉野・大峯」、「高野山」の三つの「山岳霊場」とそこに至る「参詣道」が生まれ、都をはじめ全国から人々の訪れる所となり、日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ぼしました。
『熊野本宮大社』『熊野速玉大社』『熊野那智大社』の熊野三山は、熊野古道中辺路で相互に結ばれており、平安時代中頃から始まり、室町時代まで盛んに行われた熊野三山への参詣は、多くの参詣者が列をなして進んだことから『蟻の熊野詣』と形容されました。この熊野三山と熊野古道に代表される霊場と参詣道は2004年(平成16年)に世界遺産として認定されました。
また、ミシュラン旅行ガイドで熊野古道は熊野三山や那智の滝とともに「わざわざ旅行する価値のある★★★」に選ばれています。
紀の松島めぐり
勝浦港周辺に点在する紀の松島は周囲17kmの区間に大自然が創造した海岸美で、紺碧の海に浮かぶ大小の島々の中にはラクダ岩、ライオン島、洞窟の鶴島と、その昔屋島の戦いに敗れた中将平維盛が入水したと伝えられる島の一つ山成島などがあり、南紀随一の景勝地であります。その紀の松島を遊覧船に乗ってお楽しみ下さい。
勝浦漁港(魚市場)
はえなわ漁で捕られた近海モノのマグロが早朝からところ狭しと漁港に並べられ、厳しいまなざしの仲買人たちが真剣勝負を繰り広げます。魚市場は2階の観覧フロアからご覧いただけます。
古座川の一枚岩
古座川の清流沿いにそびえ立つ高さ約150m・幅約800mにも及ぶ日本最大級の一枚岩。国の天然記念物に指定されており、断層、節理、風化などによって大きな岩体のまま残存することは少なく、このような巨大な一枚岩は稀である。
熊野那智大社
熊野那智大社は、田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山の一社です。
全国約4,000社ある熊野神社の御本社でもあり、日本第一大霊験所根本熊野三所権現として崇敬の厚い社です。
那智山 青岸渡寺
如意輪観世音を祀る本堂は、天正18年に豊臣秀吉が再建したもので、国の重要文化財に指定されています。那智の滝との調和が美しい三重の塔も必見。西国33カ所観音巡りの第一番礼所でもある。
熊野古道(大門坂)
大門坂は熊野古道の面影をもっとも美しく残しているところで、日本三大古道の一つに選ばれています。全長約500メートル、高低差約100メートルの石畳の道で20分程度の距離です。樹齢約800年の夫婦杉が門のようにそびえ、石段ひとつひとつにしっかりとした情緒を感じさせます。
補陀洛山寺
紀勢本線那智駅前面に広がる浜の宮海岸は、平安時代からおよそ千年に渡って南海の果てにあると信じられていた観音浄土を目指して渡海上人が、釘付けされた船の中に座り補陀洛渡海に出発したところでもあります。那智駅から国道を渡ったところに補陀洛山寺があり、渡海上人達をおまつりしております。
熊野速玉大社
新宮市に位置する熊野速玉大社は、熊野三山のひとつとして全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)・熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、十二柱の神々を祀り上げ新宮十二社大権現として全国から崇敬 を集めています。
熊野本宮大社
田辺市本宮に位置する熊野本宮大社は熊野三山の中心で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。主祭神の家都御子大神は、本地仏「阿弥陀如来」とされた。神仏習合を取り入れ、極楽浄土の中心にある仏の阿弥陀如来が本地仏になったことから、熊野の地は浄土を求める人々の聖地となっている。
太地くじらの博物館
捕鯨の町ならではの全国でも珍しいくじらの博物館。博物館や水族館の他に、イルカショーや他に類を見ないクジラショーも必見。イルカにタッチや餌あげ体験などお子様に人気のイベントも満載。
串本海中公園
水族館や海中展望塔、世界最北限に群生するサンゴなどを鑑賞する半潜水型海中観光船【ステラマリス】や水中トンネルなど施設も充実。また、敷地内にはレストランもありますので、昼食にご利用ください。
ブルービーチ那智(那智海水浴場)
JR那智駅に隣接し、年間20万人の海水浴客でにぎわい駐車場やトイレ、更衣室などが完備されています。勝浦温泉からもJRやバスで5分程、那智湾を散策しながら徒歩でも30分程のところにあります。
ホエールウォッチング
4月から9月にかけ、熊野灘にやってくるクジラなどを那智勝浦の近海で目にできることから、近年人気を博しています。体長16mにも達するマッコウクジラのほかにも、イルカやマンボウ、サメなどさまざまな海洋生物との出会いのチャンスが待っています。
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