八咫烏の導き

唐墨踊帯・慈姑煎餅松葉・
熊野チーズ寄せ等、八点盛り

八咫烏の導きにより神武天皇が熊野から大和へ進軍したように、旬の食材が織りなす前菜が、神秘の世界への扉を開きます。熊野の豊かな自然の恵みを存分に活かし、俗世から　神域へと誘う一皿をご用意しました。

熊野水軍

伊勢海老の姿造り（本日の鮮魚）
あしらい一式

肉厚で大きな最上級の伊勢海老を、勇ましい熊野水軍の鎧兜に見立てた一品です。熊野水軍は平安末期から戦国時代にかけて、特に紀伊半島の海で活躍しました。熊野灘の荒波が育てた、力強い海の幸をお楽しみください。

熊野宝物鍋

熊野灘で獲れた旬の魚の昆布しゃぶ
北山村のじゃばら柑橘酢

熊野灘の深い海溝と急峻な海底が育む逞しい魚たちを贅沢に使用。複雑な海流が生み出す力強い旨みと、新鮮な食材の躍動感が織りなすシンプルながらも贅沢な鍋料理を、爽やかなじゃばら柑橘酢でご堪能ください。

熊野三山～山の幸～

熊野牛の野田焼き
恋野のマッシュルーム発酵バターソテー

熊野のブランド牛を野田焼に。和歌山・恋し野の里のマッシュルームを甘みとコクのあるバターソテーに仕立てました。熊野牛の脂がクセなく絡む、極上の一品です。

瀧の壺～九穴の鮑～

布引き大根と羽衣あわびの薄衣揚げ
熊野塩を添えて

花山法皇が龍神より授かった3つの宝物。その一つの蚫貝を那智の瀧壺へ沈めたという伝説がコンセプトのお料理です。今後において鮑を見れば熊野地方で思い出して頂けるように。そんな思いで作った一品です。

熊野曼荼羅蒸し

蝉海老　銀杏　振り柚子

熊野曼荼羅絵図に描かれた霊場への旅路を、茶碗蒸しで表現しました。かつて比丘尼たちが感じた木々の香りと潮風の爽やかな風を一口の中に感じてください。悠久の時を越えた高貴な一品をお楽しみください。

南紀勝浦の一品

まぐろ節と本山葵の南紀勝浦飯
伊勢海老の合わせ味噌仕立て 香の物

那智勝浦捕れた、肉質が良く脂のりが絶品な最高級の鮪を、贅沢に使用したまぐろ節丼です。温かいごはんとまぐろ節、本山葵の爽やかな風味が調和した南紀勝浦ならではの御飯をお愉しみいただけます。

熊野の冬景色

日輪と月輪の熊野曼荼羅クリームソーダ
那智の瀧に見立てたサイダーを添えて

熊野曼荼羅を極上のデザートで表現しました。大内山のバニラアイスを日輪に、みなべの炭愛すバニラを月輪に見立て、柑橘「新姫」の清涼感のある香りと甘みあるバニラを口いっぱいに愉しめる極上のスイーツです。